血液、リンパ液の浄化

血球、リンパ球について

液体部分の血漿が全血量の約55~60%であるのにくらべると、赤血球は、約40~45%とのことですので、かなりな密度で存在するわけです。
また、入ってきた異物を殺してくれる白血球や、血液が外へ流れ出たとき固めて止めてくれる血小板は、合わせて全体の1%くらい。
これらのバランスがくずれると、さまざまな問題が起きてきます。

抗ガン剤の投入で引き起こされる白血球の減少は、免疫力、抵抗力の低下をまねき、さまざまな細菌やウイルスに感染しやすくなります
検診でよく問題にされる好中球は、白血球の一種で、小食細胞(ミクロファージ)とも呼ばれ、細菌や真菌(かび)を食べてくれます。小食という名前がついてるからといって、ちょっと食べておなかいっぱいというような上品なひとではなくて、単に食べる対象が小さめだからにすぎません。
大きめのものを食べてくれる大食細胞(マクロファージ)と対象させてついた名前らしいです。

マクロファージはガン細胞を食べてくれるので、たのもしいお友だちと考えています。彼ら彼女らを元気づけ、寝ぼけてたら目をこじあけてでも覚醒させ、くたびれてるようならおだてもして、なんとかその食をまっとうしてくれるようにするのが当院のお仕事です。

それから、白血球のうち、ガンをやっつけてくれるリンパ球もだいじなお友だちで、彼ら彼女らが減ると、すなわちガンの増殖を許し、ガン塊ができて、ガンを発症するということになります。

抗ガン剤の影響がどのくらい除去できたかは、主に白血球数と、このリンパ球のパーセンテージが上がってきたかどうかで判断します。
もちろん、ガン塊が消去できた後や、手術で切除した後で、再発防止施術を受けている方などについても、マーカーとともに、こうした数値をにらみながらの施術となります。

抗ガン剤をやっていると免疫がダメージを受け白血球やリンパ球は激減するわけですが、、いっぽうで当院施術をがっちり受けているとそれらの数値は回復します。

  → 抗ガン剤の併用について


血液の浄化

当院では施術しながら、しばしばこの方面に関し、患者さんにアドバイスしています。
「施術の過程で血液の浄化をしていますから、それと併行して、おうちではできるだけ、ほうれん草や小松菜など緑色の濃い葉物野菜を食べてください」と。
血液を浄化しますと、血球バランスをとるために、身体はまず赤血球をつくろうとします。
白血球が減ってるのに、なんで赤血球を増やすんだ?と、わからずやのみなさんは言うでしょうが、フレッシュで健康な赤血球がその人にとって適正な量に達すると、白血球、血小板は、急速に自然増加し、おのずと健康な血液になってくれます。もちろん必要な栄養素がきちんと供給されての話ですが。

点滴、注射、錠剤などで鉄分を補給しても、緊急にはいいでしょうが、効果は限定的なものになると思います。血球は鉄だけでつくられるわけじゃありませんから。
やはり、自然の食品にふくまれる鉄分を、他の栄養物とともに消化吸収することで、身体はそれらから血球をつくるという自然な動作を行うことができ、健全な活力を生むのです。

特におすすめしたいのは、ほうれん草です。
ほうれん草の中の高分子画分という成分は、乳ガン細胞を壊死させるそうです。そればかりでなく、ヒト白血病細胞分化誘導因子というのがふくまれていて、一部の白血病細胞をマクロファージ分化に誘導する(やさしくいえば、白血病のもとになってる敵を、身体を守る味方につくり変えてくれる)こともわかってきたそうです。
私は日々カツオブシの削ったのをかけてしょう油&エゴマ油で食べてますけど、このほうれん草、ガンとたたかうには、強力な援軍となってくれるでしょう。

血液浄化&強化の具体策

  → ガンを寄せつけない食材・ほうれん草

リンパ液の浄化

リンパに関していうと、最近の傾向として、施術を受けるとほとんどの場合受けた直後からとかその日の夕方、あるいはせいぜい翌日には、すぐに軽度の治癒反応が起きたりしていますが、これは、落ちていたリンパ球数が急激に回復するためと考えています。リンパ球が増えないと、治癒反応は起きませんから。


血液、リンパ液の浄化に欠かせない臓器

それは肝臓、脾臓、腎臓ですが、とくに脾臓は要注意です。
なぜなら、肝臓に関してはビタミンAをはじめ、ウコン、オルニチンなど、有用なサプリメントがたくさんあり、元気を回復するのは比較的容易ですが、脾臓はなかなかそうもいかなくて厄介だからです。
血が汚れていくと、肝臓は処理しきれなくなり、脾臓はその汚れをためこんで腫れるようになります。

  → 脾臓(脾腫)

これを防ぐには、まず、悪い虫や細菌が体内に入らないよう、できるだけ注意を払って食物を摂ることが肝要です。これらの悪い虫やばい菌を処理するのも肝臓ですから、処理しきれなければ脾臓に流れこんできますから。
おおざっぱに言うなら、肉類、野菜類の生食を避けることが肝要です。
レバ刺しや馬刺しなどはもちろん、魚介類も刺し身や生牡蠣、ナンタラの踊り食い、そのほか野菜サラダなども控えたほうが身のためでしょう。
早くあっちへ逝きたい方は別として・・


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