放射線について

放射線治療をお受けになった方は施術できません

併行施術はもちろんですが、過去に放射線治療をお受けになった方であっても、施術はいたしません。
施術を受けられない方 に記したように、施術を受けてもムダになります。
放射線に灼かれたあとの生体は、通常とはまったく別物になってしまい、何年たっても施術の力を受けつけません。わたしには、放射線治療後のからだに再発、転移したガン細胞というものは次元をこえたミュータントみたいなもののように感じられ、わたしの守備範囲のガンではありません。いくらやっても効かないです。しかも、わたし自身が患者さんの身体の残存放射能によって被ばくし、手や腕や肩が放射線によって灼かれるように感じます。長い時間そのまま施術していると、それが心臓にまで到達し、つらくなります。たいへんヤバイ現象です。

なので、たとえ放射線治療を受けたことをかくして受診してもすぐわかります。その場合すぐに施術は中止します。無駄であり、めいわくでもありますのでおやめください。
測定器によって身体から出る放射線を計測させていただくこともあります。


検査で被ばくした場合は

CT検査をお受けになったあとは1、2日は受診をおひかえください。
また、PET検査の場合は1週間くらいはあけてください。


骨に放射線をあてると

骨転移ガンがあまりに痛いからと、痛みどめに放射線をあてるケースがありますが、これは私の側から言わせれば禁じ手。
放射線で痛みをとめて、そのまま治っていってくれればなんの問題もないわけですが、多くは治りきることなく、おなじところがまた痛んで、そこに再びあてるようになります。
おなじところに累積60グレイを超えてあててはいけないきまりですから、30グレイ、30グレイと2回当てると、3度目はもうありません。
あとはどうするんでしょうか・・、痛みどめ薬以外うつ手はないので、すぐに麻薬づけになってしまうでしょう。骨の痛みは激烈なので。

骨ばかりでなく、身体のどの部位であれいったん放射線治療を受けてしまうと、当院の施術はできなくなります。
放射線をあててもらう方は安易に流されずに、それで治りきらなかったときのことまでよくよく考えて決断してください。


ラジウム

ラジウム温泉に入って1週間くらいはむりです。
ラジウム温泉に浸かりづけの療養生活をした場合は、1週間どころではなく、もう放射線治療を受けたのとおなじで、当院では施術できません。
最近は身体にラジウムをぬって自家治療の一環としている方もいるようで、こういう場合ももちろんできません。北投石のブレスレットをしているだけでもダメです。はずしてきてください。
過去の放射線受診患者への治療による被爆の累積は、わたしの身体の放射能にたいする受容キャパをもうとうに超えていて、わたしはすっかり放射線によわく敏感になっています。こういうラジウムていどのものを身につけている方の身体でもやはり、手をあてると、手だけでなくヒジや肩をつらぬいて、ときに心臓までその放射能が到達し、胸苦しくさえなってきます。
そうなった場合は施術を中止せざるをえません。たとえむりしてつづけたとしても、術力はゼロとなり、へなへなしてまったく治療になりませんから。

ラドンガス

を吸いこむ治療をお受けになった場合も、2ヶ月くらいは当院での受診はおひかえください。

アルファ線だからといってかんたんに考えないで、まずご相談ください。こちらの意に反して継続治療中にそうしたものをおやりになった場合は、当然即座に治療をおことわりいたします。


放射性ヨウ素

半減期が短く、また放射範囲の非常に狭い放射性ヨウ素については、内用治療をお受けになった場合でも、治療終了後1ヶ月もすれば大丈夫のようです。


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