治癒熱

ガンがよくなってきて最後の段階に達すると、施術中に患部の対象の臓器にだけとくべつに出る熱のことを、わたしは「治癒熱」とよんでいます。それが出ると「あ、もう終わった!」と、うれしくなります。
ふつうにわたしがいうところの「手ごたえ」はともなわない、たんなるそこら一帯の熱です。それも全身熱ではなく、部位単独の熱です。
「治癒熱」とは、ガンを追いつめるうちに、患者さんの免疫があがってきて、よりつよくガンにたち向かいはじめることでおきるものなのではないかと思っています。歓迎すべき自己発熱です。

肺ガンの場合にとても多いため、肺ガンのページにもそのことは書いてありますが、ほかの部位にもしばしば出ます。
たとえば肝臓ガン大腸ガンなどをはじめ、ガン一般のほか腎臓の炎症にも出ましたし、すい臓にも出ました。

あと、よくあるのは子宮頸部の異形成でしょうか。これは施術を受けはじめて何度めかの、はやい時期に出ることが多いです。
これが出たあとはだいたいクラスでいえば2(軽度)くらいには退行していると思われるので、一段落という気持ちになりホッとします。

部分的におきるそうした「治癒熱」より先にすでにおきている、全身熱もまたとてもよいものです。それはからだが常時ガンとたたかっているしるしです。
施術開始以前にくらべて、平熱が1度くらいあがることもしばしばです。
「治癒熱」とは、そういう高くなった全身熱のうえに、さらに各部に上乗せされる熱なので、肺など大きな部位の治癒熱はとても熱く感じられ、しばしば患者さんもわたしも大汗をかきます。
気持ちのいい汗ではあります。


ご注意
このページには熱がガンを退治してくれるとは書いてありません。
身体が自発的にガンとたたかっているしるしであると書いてあるだけです。
けっしておまちがえのないように・・
ガンの方はぜったいに、暖房器具やお風呂、カイロ、湯たんぽ、温熱治療器などで患部を熱してはなりません。ガンを大きく育ててしまいます。

  → 温熱療法は危険 参照


治癒反応について

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